糖質制限食はメリットがたくさんありますが、その反面デメリットもあります。
今回は、そのデメリットについてお伝えします。
糖質制限は、食費がかかる
これ、家計を預かる身としては、結構ツライところです。糖質制限を始めるまで気が付きませんでしたが、糖質って安いんです。
お米5kgで、安い物だと2000円しないでありますし、高くても2500円ぐらいだと思います。
うちは5kgで半月持っていたので、2000円で15日、1日≒133円ぐらいの計算になります。1日133円で家族4人の主食がまかなえて、ひどい時はご飯にお漬物のみ!なんて日もあったりして・・・。
お肉やお魚などのタンパク質は値段が高いので、糖質の代わりにこれらを食べるとなると、その分食費がかさみます。慣れてくると少しは食費が抑えられますが、それでも出費は確実に多くなります。
また、糖質制限の調味料など、通常の物に比べて高いです。
例えば砂糖。普通の白砂糖は1kg200円ぐらいで売っていますが、サラヤのラカントS(血糖値を上げない人工甘味料)は、800gで2000円以上します。
ただし、砂糖は一度に大量には使わないので、我が家では4~6ヵ月は持ちます。
食費は確実にアップしますが、その分お菓子などの間食代は減るし、病気になるリスクも減り、何より健康の事を考えると多少の出費は、健康への投資だと思います。
主食となる、ご飯・麺・パンなどが食べられない
今までガッツリご飯を食べてきた方には、一番ツライかも。ご飯や麺って美味しいですから。でもこれは解決方法があります。
「糖質に代わる代替品を食べる」
糖質制限のメリットでも書いていますが、今はインターネットでも、スーパーでも低糖質の物が簡単に手に入ります。
麺だと、有名どころではマルサンアイ(株)の「ソイドル」や、紀文の「糖質0麺」などがあります。
「ソイドル」はちょっとお高めですが、噛みごたえがあり、一番麺に近いと思います。少し味にクセがあるので、料理にするならカルボナーラや、つけ麺、ミートソースなど、濃い味付けの料理にすると、なんの違和感もなく食べられて、とってもオススメです。
紀文の「糖質0麺」は、スーパーなどでも売っているので、手軽に手に入れることができます。
紀文オンラインショップからも購入できます。
パンは一番バリエーションが多く、実店舗で気軽に購入できます。私が良く使うのは、ローソンのブランパンとお菓子チェーン店のシャトレーゼです。シャトレーゼはほんとにたくさんの低糖質の物を売っていて、なんとピザまで売ってるんですよ。シャトレーゼさまさまです。
またインターネットでは、低糖質パン専門の会社がたくさんありますので、まとめ買いの時はネットを利用しています。特に、糖質オフの食品専門店『低糖工房』はびっくりするほど品ぞろえが多く、糖質制限をしたことのある人なら1度は購入したことがあるほど、有名なお店です。
時間のある方や食費を抑えたい方などは、低糖質のふすま粉や大豆粉を使って自家製パンを作ると、家計にも優しく出来たての美味しいパンが食べられますよ。
こちらもネットでは、北海道産食材のユウテックやみたけ食品工業株式会社が有名です。ほかにもいろんな会社が取り扱っています。
「慣れる」
なんじゃそりゃ!?と思うかもしれませんが、糖質制限をしていると、以前ほど炭水化物を食べたい気持ちがなくなってくるんです。いや、これホントです。
実際、いろいろな方が経験していて、前ほど糖質を食べたいと思わなくなったとか、もう○年糖質制限しているけど、炭水化物食べなくても平気~など、糖質に対しての欲求が少なくなるんです。
もちろん時々は、「あ~食べたいな~」と思うことがあるかもしれませんが、禁断症状のように「糖質!糖質をくれ~!!」なんてことには、なりにくいです。私も以前ほど糖質を求めなくなりました。
味付けや食べられる食材が少ない
確かに、NG食材多いです。しかも、美味しい物ばかり。ですが、こちらも糖質制限のメリットで書いたように、工夫次第でいろんなメニューが食べられます。
砂糖は人工甘味料に変えて、小麦粉をふすま粉やおから粉にすれば、ケーキだって食べられるし、お好み焼きだって食べられちゃうんです。
味付けも、糖質オフの調味料がたくさん出ていますし、自炊さえすれば、糖質制限でのストレスをカバーできるくらい、たくさんのメリットがあります。
多少の窮屈さはあると思いますが、それでも工夫と努力次第で、マイナス面も問題なくクリアできます。
間違った方法をすると、筋肉が落ちたりガリガリになる
ダイエットといえば、今までは「油やカロリーを抑える」というのが主流で、その考えから抜けきらないと、糖質だけでなく、油やカロリーも抑える、ということをしがちです。
糖質制限は、糖質の代わりに、タンパク質・資質をたっぷり摂る食事療法です。 この「たっぷり」が重要です。しっかりタンパク質・脂質を摂らないと、カロリー不足になり、筋肉が落ち、体力も気力もお肌のハリもなくなりと、ないない尽くしになります。
糖質制限のポイントは、高タンパク質・高脂質です。
糖質制限をするなら、今までのダイエット法から頭を切り替え、糖質を減らした分、タンパク質・脂質でしっかり補いましょう。
以上、糖質制限のデメリットを上げてみました。
こうやってみると、「糖質制限は、デメリットを上回るだけのメリットがある!」と言えます。どのデメリットも、ちょっとした努力と工夫で克服できますし、それを差し置いても、こんなに魅力的な食事療法はないと思います。
糖質制限を始めようと思っている方は、まずは無理のない範囲で始めてみてください。慣れてきたら、目的に合わせた糖質制限に切り替えてみましょう。
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