我が家は養蜂を営んでいるのではちみつは当たり前のように料理に入れて食べていますが、最近は健康にいいと注目が集まっています。
特に子供は甘いのが大好き!子供の大好きなおやつ、ホットケーキには欠かせない名わき役ですよね。
でも、蜂蜜は子どもにとって害となる場合があります。
乳児が食べてしまい、亡くなってしまった例も。
今回は「蜂蜜は何歳からOKなのか、妊婦や授乳中に食べても大丈夫なのか」についてご紹介します!
養蜂場を営む我が家だからこその情報もこっそりお伝えしますね。
はちみつが入っている食品についてもご紹介していますので、離乳食や食事の参考にしてみてくださいね。
はちみつはいつからOK?乳児にあげるとダメな理由は?
はちみつは健康食品として取り上げられることが多いので、栄養価の高い蜂蜜を子供にも食べさせたいですよね。
ですが、乳児にあげてしまい亡くなったケースがあります。
2017年に、生後8か月の赤ちゃんが「乳児ボツリヌス症」で死亡しました。
原因は蜂蜜に含まれる「ボツリヌス菌」。
赤ちゃんの間は、まだ身体が出来上がっていません。
赤ちゃんの腸がボツリヌス菌に耐えられずボツリヌス菌が増殖&定着してしまい、赤ちゃんの身体にとって害になってしまいます。
そのため、亡くなってしまうこともあるということですね。
万が一ボツリヌス症となってしまうと、赤ちゃんの体には様々な症状が現れます。
症状が現れる時間としては、5時間~30日後とかなりバラつきがあります。
症状としては、
・便秘が数日続く
・首や手足が支えられない
・ミルクを飲まない
・泣き声が小さくなる
・無表情
・呼吸ができない
などの症状が現れます。
また、売られている蜂蜜のラベルには「1歳未満の幼児には与えないでください」と注意喚起がされています。
乳幼児ボツリヌス症。食中毒関連の項目で高校の家庭科で習う。母子手帳に書いてある。育児本に書いてある。検診時の離乳食指導でも言われる。蜂蜜の容器に表記するのは義務。つまり文字読めたら知ってなくちゃならないけど、知らなかったという経産婦とおぼしき人も多くて戦慄する。クックパッド怖い。 pic.twitter.com/CumRlm1CjE
— 来福堂 (@KihoRaifuku) April 8, 2017
母子手帳にもしっかりと記述があります。
やっぱ母子手帳に乗ってた、蜂蜜ダメの記述。 pic.twitter.com/YejsRLLVa2
— 鍵村ハカリ@キュレッジ工房 (@Hakari_Lefrock) April 9, 2017
ということで、0歳の子供には蜂蜜は絶対に与えないでください。
加熱してもなかなかボツリヌス菌は死なないので、加熱すれば大丈夫というデマ情報にも注意ですよ。
ちなみに養蜂をやっている我が家は、1歳半からはちみつを食べました。
以降蜂蜜が大好きになり、いろいろな食品に使っています♪
様子を見つつ、少量ずつあげるのが良いでしょう。
1歳以降であれば、離乳食などで腸が整うので乳児ボツリヌス症の危険はなくなります。
はちみつは1歳以降に食べさせてあげてくださいね。
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はちみつは妊婦さんも食べてOK?授乳中も大丈夫?
妊婦は蜂蜜を食べても大丈夫?赤ちゃんへの影響は?
蜂蜜を0歳の小さな子供が食べてはいけないことはわかりましたが、お腹に赤ちゃんがいる妊婦さんも、蜂蜜を食べて良いのか気になりますよね。
結論を言うと、妊婦さんについては蜂蜜を食べて大丈夫です。
直接赤ちゃんの口に蜂蜜が入るわけではなく、栄養分だけが赤ちゃんに入ることになります。
むしろ、栄養価が高いハチミツは妊婦さんにおすすめですよ。
姉も妹も、妊娠のときに蜂蜜を好んで食べていたぐらいです(^^)
妊娠の時期は、避けなくてはいけない食品がたくさんあって大変ですよね。
蜂蜜は避けなくても大丈夫なので、生まれた時の子供にのみ注意してください。
また、妊婦の時期に薬を使うことは躊躇されますが、少し風邪気味だなーと思うときも蜂蜜を食べると予防になります。
ハチミツに殺菌効果があるからですね。風邪っぽいな、と思った時はスプーン1杯の蜂蜜を食べてみてくださいね(^^)
⇒美味しいはちみつを選ぶポイントと見分けるコツ!おすすめの蜂蜜はこれ!
授乳中に蜂蜜を食べてもOK?赤ちゃんへの影響は?
授乳中のママさんも蜂蜜を食べてOK。
おっぱいをあげているので気になる人もいると思いますが、赤ちゃんへの悪影響はなし。
はちみつを直接あげることを避けて、赤ちゃんに栄養分だけあげてください(^^)v
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はちみつの入っている食品は?離乳食の材料となる調味料にも注意!
はちみつの入っている食品は、赤ちゃんにはとても危険です。
ただ、生後5、6か月以降、離乳食がはじまったらいろいろな食品を食べさせたいですよね。
乳児ボツリヌス症にならないためにも、気を付けた方が良い食品や調味料についても見ていきましょう。
ヨーグルト
朝ごはんに手軽なヨーグルト。
赤ちゃんにも生後6か月から7か月にあげても良いとされています。
しかし、ヨーグルトにもはちみつが入っている場合があります。
なので、赤ちゃんにあげるヨーグルトを選ぶ際は、無糖タイプ
または赤ちゃん用ヨーグルトの「ベビーダノン」がおすすめ。
パッケージ裏には成分が書いてあるので、1度見てから購入してくださいね。
梅干し
すっぱくておいしい梅干しも、早い子だと生後7か月ごろから与えられます。
しかし、注意するのは「はちみつ梅」。
梅を漬ける際、はちみつを入れている場合があるので注意が必要です。
甘くて食べやすくおいしいのですが、赤ちゃんには避けてください。
乳児にあげる場合は、はちみつが入っていない梅干しを選んでくださいね。
酢
離乳食を作る際、お酢を使うという人も。
お酢は9カ月ごろから使って大丈夫とされていますが、中にはお酢にはちみつが入っていることがあります(^^;
こちらもパッケージを見てから購入しましょう。
赤ちゃんの口に入ったら大変です。
ジャム
ジャムにも、はちみつが入っている場合があります。
赤ちゃんに与えるのは1歳ごろからとされているので問題ないかと思いますが、大人が目を離したスキになめてしまうことも考えられます(^^;
パンを食べる際は、子どもの様子に気を付けてくださいね。
ゼリー
ゼラチンで作られたゼリーは1歳以降から、寒天で作られたゼリーは9カ月以降からと、ゼリーに使われている素材によって食べられる時期が異なります。
ゼリーの中にもはちみつが入っているものがあるので、そちらにも注意してください。
ゼリーを食べさせたいのであれば、赤ちゃん用の「うるジュレ」や
「MYジュレ」などのゼリー飲料が良いでしょう。
ケチャップ
ケチャップは9か月ごろから少量ずつ与えてOKとされていますが、中にははちみつが入っているものも。
パッケージを良く見ながら選んでみてください(^^)
食パン
赤ちゃんの離乳食が始まると、まず食べることができるのが食パン。
ただ、高級食パンなどにははちみつが入っている可能性があるので注意が必要です。
高温で長い時間焼き上げるパンなので、ボツリヌス菌も死滅していると考えられますが、できれば避けるに越したことはありません。
せっかくなので高いものをと選びがちですが、パンの成分にも注意してくださいね。
カステラ
カステラも、はちみつや黒糖が含まれているものがあります。
黒糖もボツリヌス菌が含まれていることがあるので、注意が必要ですよ。
ママが食べていた横で奪われてしまったということもありますので、大人が食べている際には細心の注意を払ってください。
アイスクリーム
暑いからといって、アイスクリームを食べていた時。
だっこしていた子どもがペロリ、なんて事態も有りえます(^^;
はちみつ入りのアイスだったら大変なことに。
最近、はちみつをかけて食べるタイプのアイスも増えていますので、気を付けてくださいね。
いろいろな食品や調味料にはちみつが含まれているので、ママさんやパパさんも気が気じゃないですよね。
パッケージの成分欄を見て、食品は選ぶようにしてくださいね(^^)
蜂に刺されたときの対処法や蜂に刺されないための予防法についてはこちらをどうぞ。養蜂を営む人が実践している方法をご紹介しています。
⇒ミツバチに刺された!どんな症状が出る?応急処置の方法は?体験談あり
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まとめ
以上「蜂蜜はいつから食べられるのか&子供にとって危険な食品なのか」についてご紹介しました。
子供が1歳を過ぎるまでは、はちみつは与えないように気を付けてください。
含まれている食品もいろいろとご紹介しましたが、まずはパッケージの成分欄を見て確認してみることが重要です。美味しくはちみつを食べるためにも、注意してくださいね。
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